ゆっくり味わうように。
いま読んでる牧野伊三夫著「かぼちゃを塩で煮る」90〜91頁に「炭はガスコンロの火のようにレバーで火力を調整したり、一瞬であたたまったりするものではないのだ。そして、このとき僕は、はっとした。絵を描くことも同じではないだろうか、と。おそらく僕は、絵を描くときも自然の時の流れを受け入れずせっかちにしていたかもしれない。絵は描くものではない。何者かに描かされるものだ。その何者かに耳をすますべきだろう。一人で空回りして、急いで何になるというのか。そんなことを思った。」